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WSJ-シティグループ1−3月期、11%減益ながらも市場は評価
ニューヨーク(ウォール・ストリート・ジャーナル)米国の大手銀行各行は、厳しい事業環境がすぐには解消しないとの見通しから、経費節減に努めている。
米シティグループ(NYSE:C)とワコビア(NYSE:WB)が16日、1−3月期決算を発表し、銀行セクターの決算発表シーズンが幕を開けた。両行とも引き続き経費節減を目指すとしている。今後数週間、ほかの金融各社もさらなるコスト管理を掲げ、信用の質の低下、厳しい金利環境、業界全体の預金獲得競争に取り組む姿勢を示すとみられる。
テネシー州メンフィスに本拠を置く地銀ファースト・ホライズン・ナショナル(NYSE:FHN)は、すでに大掛かりな経費節減策を打ち出している。関係筋によると、さらにコストを削減すべき分野を特定する作業に入る方針を今週中に発表する予定だという。
またアナリストによると、アトランタに本拠を置くサントラスト銀行(NYSE:STI)は、17日の決算発表時に追加の経費節減策を発表するとみられ、レイオフを含む内容になりそうだという。
シティとワコビアの幹部は16日、数年にわたり大幅な利益を上げた後、事業環境が次第に困難になっても、対処する用意は整っていると、慎重ながらも楽観的な考えを示した。シティのチャールズ・プリンス会長兼最高経営責任者(CEO)は電話会見で「信用リスクの管理には力を入れている」と述べ、1−3月期には貸倒引当金の積み増しで5億9700万ドルを特別費用として計上している。
両行の株価はこの日、大幅に上昇した。シティの終値は、前週末比1.33ドル(2.58%)高の52.93ドル。ワコビアは同1.06ドル(1.96%)高の55.06ドル。
シティがこの日発表した1−3月期決算は、純利益が50億1000万ドル(前年同期は56億4000万ドル)と11%減益、1株利益は1.01ドル(同1.12ドル)。現在推し進めている経費節減策に関連して税引き後費用8億7100万ドルを計上した。
一時的な費用を除いた1株利益は1.18ドルと、アナリスト予想平均の1.09ドルを上回った